募金活動中、彼女が頑張って働く姿を見て応援する中国人もいた。彼女は、自分の行動が他者に影響を与えるとは思いもしなかった、嬉しく感動していると述べた。「母は武漢についてよく、桜がとても綺麗だと話します。感染症が終わったら私も行って見てみたいと思います。この都市は現在苦しめられており、援助の手を差し伸べなければなりません」彼女は成長したあと中国で留学し、中国語を学習し、中国人との交流を増やしたいと話した。
母の杉崎さんはインタビューで、長年に渡り中国の友人から心を寄せてもらい、娘も彼らから好かれているため、「心が温まる」と述べた。彼女は中国の多くのネットユーザーが日本に感謝を示していることに注意している。「ありがとうと言う必要はありません。友達どうしですから」杉崎さんはインタビュー中に、「中国は現在苦しい状況ですが、今回の困難をきっと乗り越えられるはずです。一緒に頑張りましょう」と中国語で話した。
少女の後ろのブースには、日本産の桜の蜂蜜が並べられていた。寄付をするとこれを1瓶、それから雑誌『中國紀行』がもらえる。この深大寺養蜂園のはちみつは、養蜂家の杉沼さんから無償提供された。彼女は記者に「武漢の桜は有名です。私は寄付に感謝するため桜の蜂蜜100瓶を特別に作りました」と話した。集まった寄付金の全額が、中国駐日本国大使館が発表したルートを通じ、新型コロナウイルス肺炎と戦う武漢に送られる。杉沼さんは「中国と武漢の感染症が一日も早く終ることを祈ります」と述べた。またこのブースには「山川異域、日月同天。豈曰無衣、与子同裳。加油武汉、加油中国」というメッセージが掲げられていた。
「東京燈会満月祭池袋2020」実行委員会副委員長の劉莉生さんは9日、記者のインタビューに応じた際に、新型肺炎の状況を考慮し、今年は燈会の開催を見送る予定だったと述べた。ところが感染症が日本でほぼ抑制されており、通常の市民生活が維持されていることから、委員会の日本のメンバーはこのような時こそ中国と武漢を応援するよう、より多くの日本人に働きかけるべきと考えた。彼らの努力により、グローバルリングがこの有意義な活動を支援するため初めて民間団体に提供された。劉さんによると、燈会は午前10時から夜10時まで2日連続で行われた。来場者のうち日本人が9割以上を占め、反響が大きかったという。
感染症の発生後、日本の中国への寄付が中国人を深く感動させている。劉さんは東京でこれを実感している。「日本は災害の多い国ですが、東日本大震災や熊本地震でも中国が多くの援助を行いました」彼によると、今回の感染症における多くの支援活動はいずれも、日本の民間が自発的に行ったもので、感動的だ。「中日は本来、助け合う関係であるべきです」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月12日