香港保安局は7日夜、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船し日本で入院していた香港人2人が死亡したと発表した。
8日付香港紙・星島日報によると、NHKは厚生労働省の情報を引用し、クルーズ船の香港人男性患者1人が先ほど亡くなったと伝えた。香港保安局は香港の乗客1人が6日夜に亡くなったと発表した。それより先に亡くなっていた乗客は、英国パスポートを所持した香港住民。これにより前後して2人が日本で亡くなり、クルーズ船の死者が7人に増加した。保安局によると、クルーズ船の香港人感染確定者45人が完治・退院し、うち31人が香港に戻った。その他に感染確定者と濃厚接触した15人の香港人が検疫を受けており、9日に完了が予定されている。香港入境処は8日、今のところ米国のクルーズ船「グランド・プリンセス」に香港人の乗客を確認しておらず、引き続き外交部駐香港特派員公署と連絡を維持し今後の発展に留意すると表明した。
香港衛生署衛生防護センターは8日、香港で同日、新型コロナウイルス肺炎感染確定者が4人増加し、累計114人にのぼったと発表した。また76歳の患者1人が8日に死亡し、死者が累計3人にのぼった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月9日