世界陸上競技連盟も東京五輪の延期に対する支持を表明した。同連盟は声明の中で、IOCと延期の関連事項について議論し、かつIOC及び世界のスポーツ界と共に東京五輪の延期の時期について決定を下すため常に準備すると表明した。
東京五輪がいつ開催されるにしても、選手の健康を守り、感染対策を支え協力することが、世界のスポーツ界に共通する主旨だ。肉体的に強く活力あふれる選手であっても、新型コロナウイルスの大きな健康リスクに直面している。
ファンデルバーグ氏はSNSで、「私は新型コロナウイルスともう14日も戦っている。持続的な高熱などの最も深刻な症状はすでに和らいでいるが、体が弱っており、散歩などの体力が必要な活動をすると数時間もバテてしまう」と投稿した。2つの世界記録を現在も保持しているファンデルバーグ氏は自らの経験により、五輪に備えるため感染リスクにさらされるのは賢明ではないと選手たちに伝えた。
感染は現在も拡大しており、待機も続いている。世界の選手は本日少なくとも、東京五輪が中止されないという朗報を手にすることができた。IOCのバッハ会長が世界の五輪選手に向けた公開書簡の中で、「この暗いトンネルがどこまで続くかは分からないが、五輪の聖火がトンネルの向こうで明るく輝く灯火になることを願う」と表明した通りだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月24日