日本で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京や大阪にある「地元商店街」への人出が絶えない。大都市圏での、密閉、密集、密接の「3密」回避が難しくなっている。共同通信が19日に伝えた。
現地時間19日午後、東京都品川区の屈指の規模を誇る武蔵小山商店街パルムが、平常通り混雑していた。商店街側は不要不急の外出を控えるよう呼びかけていたが、同地域の人口密度が高いことから「3密」を回避できなかった。
共同通信が発表した武蔵小山商店街で撮影された写真を見ると、全長800メートルの密閉されたアーケードは、買い物客の姿で埋め尽くされた。うち大多数の人がマスクを使用していたが、使用していない人もいた。この商店街の約200店舗のうち約4割が休業するか営業時間を短縮している。うちスーパー内の人員密集が特に顕著だ。
日本の安倍晋三首相は16日夜、全国の1カ月に渡る緊急事態宣言を出した。宣言は5月6日まで続くとみられる。宣言の期間中、政府は全国民に不要不急の外出を控えるよう協力を要請でき、かつ一部の業界に対して休業を要請できるが、実際に法的な強制力はない。
NHKの報道によると、現地時間19日夜9時頃まで、東京の同日の新規感染者は107人にのぼった。全国は369人。また日本の感染者は累計1万1514人で、死者は249人(クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者712人と死者13人が含まれる)。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月20日