日本政府は入国者にPCR検査を迅速に行うため、新たな新型コロナウイルス急速検査キットを大量生産することで今月中に塩野義製薬と契約を結ぶ。
「日経アジアレビュー」の22日の報道によると、この検査キットは日本大学の桑原正靖教授のチームが開発したもの。
桑原チームが研究開発した検査キットは、複合体形成によるシグナル増幅を用い、検体の唾液サンプルを95度で2分間加熱した後、変色する試薬に入れ、20~25分で新型コロナに感染しているかを判断できる。また、この検査方法は専門的な機器を使用する必要がなく、検査速度はPCRよりはるかに早い。PCR検査は結果が出るまで通常3~5時間かかる。
日本政府は現在、14日以内に111か国と地域を訪れたことがある外国人旅行者の入国を禁止している。安倍晋三首相は18日、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、ベトナムと入国規制の緩和を交渉中だと発表した。
共同通信によると、これは日本の入国許可の最初のステップとなる。
日本政府の想定によると、上述の4か国と日本を行き来する外国のビジネスマンと日本人を含め、日本に入国する場合は出発時と到着時にPCR検査を2回受け、いずれも陰性であり、かつ位置追跡に同意し、入国後14日間の行動を申告する必要がある。この入国政策は留学生と観光客は対象外となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年6月23日