日本の「東方新報」によると、多くの業種が感染症が蔓延する中でそれぞれ影響を受けているが、ITはその流れに逆らう数少ない産業で、社会経済活動のモデルと人々のライフスタイルを変えている。
日本のfloorvr(フロアブイアール)アニメ会社は企業のトレーニングと広告制作用に360度フルビューのVR動画を提供し、6月の売上高は約1500万円となった。7月中旬から、日本の各企業に「VR出張」サービスを提供する予定。
報道によると、日本の多数の製造企業がアジアに工場を設置したり、部品生産を海外工場に頼ったりしている。部品の開発者と工場の生産者は密接に連絡をとる必要がある。サンプルの郵送、メールやファックスを通して交流できるが、最も理想的なのは開発者が工場で生産状況を確認し、生産者と対面して交流を行う方法である。
しかし、感染症が続く中、各国は互いに入国制限を実施しているため、海外出張は難しい。こういう時に、VR技術は非常に大きな役割を発揮できる。
floorvrは今年7月中旬から、中国と東南アジアの工場で撮影したVR動画をリアルタイムで東京にある本社に送っている。日本企業の社員はVRゴーグルとディスプレイ画面を操作するだけで、現場で海外工場を視察できるようになり、角度を調整するほか、拡大・縮小もできる。また、VR技術を通して、日本企業は海外出張費を削減できる。6月末までに、18社の日本企業がVR出張技術を利用し、契約金額は250万円から300万円に達する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年6月24日