竹内氏は取材に対して、「今回は非常にスムーズに武漢入りすることができただけでなく、たくさんの武漢の人から親切なサポートを得た。たくさんの人が助けてくれて、無料で車を運転してくれる人もいれば、安いホテルを探してくれた人もいたので、今回の製作費はとても安くすんだ。撮影が全てものすごくスムーズに進んだ」と話した。
また、竹内氏が武漢に取材に行っていたタイミングで、同市ではちょうど全市民を対象にPCR検査が実施されていたため、「本当にいいタイミングだった。胸を張って全ての人に、『武漢は本当にとても安全』と言える」とした。
日本でも配信開始へ
「武漢に来る前、たくさんの友人に、『武漢はとても危険だから、やめておくように』と言われた。非常に多くの人が武漢に偏見を持っており、中国で暮らしている外国人、ドキュメンタリー監督として、絶対に武漢に行って撮影を行い、世界中の人々に最もリアルな武漢の今を紹介したいと思った。このドキュメンタリーは僕からの証拠だ」と竹内氏。
「お久しぶりです、武漢」は26日にはすでに海外のSNSでも同時に配信が始まった。そして、来週には日本でスペシャル版の配信が始まる。「僕の一番の目的は、世界中の人々にこのドキュメンタリーを見てもらうこと。武漢に対する偏見があまりにも多いので、その現在の状況を紹介する人がいなければ、多くの外国人は2月時点の情報で止まってしまい、武漢はとても危険だと思ったままになるから」とした。
ある武漢の撮影対象者は、竹内氏に、「新型コロナウイルス流行で武漢は大打撃を受けたが、それゆえに世界の注目を集めた。今後は、もっと武漢をPRして、一人でも多くの人に武漢の良い一面を知ってもらいたい」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月29日