「冷たいマスク」ブーム 夏の神器となるか

「冷たいマスク」ブーム 夏の神器となるか。

タグ:冷たいマスク ろ過効率

発信時間:2020-07-04 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 河南舒莱工場の蔵麗工場長は次のように話した。「冷たいマスク」の登場は消費者の消費グレードアップのニーズを満たすためである。感染症流行初期、マスクが入手困難となり、消費者のニーズを満たすため、企業は業種を超えてマスクを生産した。マスク生産を開始した当初、感染症が落ち着けばマスクの価格も低下すると思っていた。マスク生産の長期的発展を望むのであれば、市場に目を向け、絶えずグレードアップする必要があり、「冷たいマスク」は時運に応じて現れたものと言える。


 そのほか、「冷たいマスク」は一部のマスク企業の「自己救済」手段の1つにもなっている。天眼査のデータによると、今年1月1日から5月31日まで、中国で新規登録されたマスク関連企業は7万802社で、前年同期と比べて1255.84%増加した。マスク市場の鈍化後、一部企業の売り上げは大幅に低下する。売り上げを伸ばすため、ある企業は普通のマスクと冷たいマスクをセットで販売している。また、あるマスク企業は、普通のマスクの販売量は減少しているが、「冷たいマスク」は好調だと示した。


 消費者の「冷たいマスク」に対する評価は「冷たすぎる」や「冷却効果があまり感じられない」などまちまちで、ウイルス遮断作用に不安を持ち、清涼感とウイルス防止の選択に悩む人もいる。


 市場に出回っている「冷たいマスク」の多くが使い捨て防塵マスクで、医療用マスクではない。ある防塵マスクメーカーは消費者を安心させるため、検査報告を公表し、マスクのろ過効率は97%だとしている。そのほか、KN95の「冷たいマスク」もある。


 マスクの信頼性について、蔵麗氏は以下のように説明した。「冷たいマスク」は3層の異なる素材で構成され、フィルターと冷却はそれぞれ違う層でできている。フィルターはメルトブロー生地で、ろ過効率は95%を上回る。冷却はマスクの肌に触れる層で徐放カプセル技術を使用し、気化しやすい清涼成分を閉じ込める。このような技術を通し、冷たいマスクを着用後、息と汗の作用で清涼感があり、4時間持続できる。さらに蔵麗氏は、消費者にニーズに合わせ、より専門的なウイルス予防マスクを開発していくと示した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月4日

 

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