日本の若手政治家の焦りと苛立ち

日本の若手政治家の焦りと苛立ち。近年、若手政治家が代わり映えしない日本の政治に一抹の明かりを灯している…

タグ:若手 政治家 内閣 支持率 経済回復

発信時間:2020-10-13 16:01:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

  自身の抱負実現という角度からみると、若手政治家は奇抜な考えを持ちつつ民衆路線を重視している。第一に強さを強調。強硬発言や問題発言によってナショナリズムを煽ったり、ポピュリズムに誘導すれば、若者の負けん気と敏感な嗅覚が彼らの資本となり、手持ちのカードは増える。


 第二に民衆に示す。情報手段を駆使して支持率を上げ、民衆のイメージを樹立し、民意にかなった政治家、そしてリーダーという地位を固める。デジタル経済などの情報手段に慣れた探求心のある若い世代ならではの力を発揮すれば、その現実的な競争力やポテンシャルは見くびれない。


 第三に好感度を上げる。外見を含む様々な強みを利用して、最大限魅力をアピールし、注目を集める。小泉進次郎氏や河野太郎氏は将来最も首相に適した人物ランキングなどの民間の調査で何度も上位に入っている。そして、国民の期待と政治勢力を結集し、早くから頭角を現して閣僚入りを果たし、民意と政治基盤を固めた。


 日本の若手政治家のこうした動向や変化に我々は注視或いは警戒する必要がある。日本の政界の世代交代は遅かれ早かれ行われる。それは単なる時間の問題だ。若手政治家が抱える今の焦りは島国である日本がこれまでずっと抱えてきた危機意識の現れであり、彼らの今の苛立ちは日本の武士道の血が騒ぐのかもしれない。日本の若手政治家が表舞台に立つチャンスとそれに伴うリスク、それが日本が再起できるかを決め、日本が災禍を招くかをも決める。

 

 若手政治家は日本の将来の発展に関わる内政の方向性に影響を及ぼすだけでなく、日本と周辺国の関係にも変数を与える可能性がある。戦後日本の代々の政治家が紆余曲折を経ながら今日まで対中関係を推し進めてきた。若手政治家の対中認識もひっそりと広がりつつあり、すでにその実践も始まっている。日本の将来の対中政策がどうなるか、若手政治家の影響力は軽視できない。(黒竜江省社会科学院東北アジア研究所所長、研究員、黒竜江省中国特色社会主義理論体系研究センター特別研究員 笪志刚氏)


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月13日


 

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