1人あたり年間72個 日本は「小包世界トップ」に

1人あたり年間72個 日本は「小包世界トップ」に。

タグ:小包世界

発信時間:2020-10-15 13:42:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 世界の小包配達数量が新記録の1000億個に達した。ドイツのフォーカス誌の14日の記事によると、米国の宅配会社ピツニーボウズは13日に年度の世界小包配送指数を発表した。それによると、2019年の日本人の平均年間受け取り数は72個で世界一になり、中国は受け取り総数が最も多い国となった。


 小包配送指数は中国、米国、ドイツ、インドなど13の市場の38億人を対象にまとめたもの。データによると、2019年、これらの国の小包配達数量は2018年の870億個から1030億個に増加した。世界の小包配達数量が1000億個の大台を超えたのは初めて。昨年の世界の1人あたり平均発送数は27個、1秒あたり3248個だった。このような増加を最も後押ししたのは中国で、調査対象の13市場のうち5分の3の小包が中国に発送されている。中国国家郵政局が年始に公表したデータによると、中国の2019年の宅配企業業務量は632億2000件だった。


 1人あたりで計算すると、「小包世界トップ」は日本人で、1人あたりの平均年間受け取り数は72個となっている。ドイツは中国、米国と並び44個。イギリス人も57個と多い。専門家は、日本には昔から「小包文化」があると話す。現代社会において、日本には発達したECネットワーク、競争が激しい宅配業、規範化されたサービスと補償メカニズムがあるため、日本は1人あたり平均の小包数量で世界一になったという。現在、日本人は1~2時間で速達の小包を受け取ることができる。


 新型コロナウイルス感染症の影響で、宅配市場は驚異的な速度で伸びている。多くの実店舗が数週間営業を停止し、営業再開後もマスクをつけて入店し安全な距離を保たなければいけないため、ネット通販を利用するようになっている。「ブラックフライデー」などのセールの時期が近づき、宅配業はまもなく最盛期を迎える。ドイツ優勢は先日、9月の物流業務は過去最高を更新し、売上高は大幅に増加する見通しだと発表した。ドイツ郵政のアペール総裁は、「クリスマス期間の業務量の急増に対応できる準備をすでに整えた」と話した。


 ピツニーボウズは、今後6年内に世界の小包の数量は2倍以上になると予想する。つまり、2026年までに2200億から2620億個になり、極端な条件下では3160億個に達する可能性もあるということになる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月15日

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