日本の厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の「診療の手引き」を改訂し、家族が病室で新型コロナウイルスに感染し亡くなった故人に「最後の別れ」を告げられるようにした。日本の『東方新報』が10日、伝えた。
これまでの規定によると、家族などの非医療従事者は通常、感染を防止するため故人と接触できなかった。
新型コロナウイルスは主に呼吸の飛沫、手の接触などにより感染するが、故人が飛沫を出すことはないので遺体に直接触れなければ感染リスクを抑制できる。これが今回の改訂の根拠だ。
厚生労働省は、家族が故人に接触する際には手袋を着用するよう求めている。濃厚接触者がいる場合は、病院が症状の有無を確認し、PCR検査の結果を確認しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年12月11日