日銀が水曜日に発表したデータによると、日本の家計が保有する金融資産残高は昨年末時点で、前年同期比2.9%増の1948兆円で過去最大規模となった。ロイター通信の中国語サイトが伝えた。
この2000兆円弱のうち、「現金・預金」が1056兆円で過半数を占めた。コロナ禍の感染拡大の防止策により人々が自宅待機し、買い物や外出ができなくなり、消費ではなく貯蓄に回った。
このデータは、消費刺激とデフレ再来の回避の課題を浮き彫りにした。新型コロナウイルスの影響が長引くなか、企業は増給と値上げに踏み切りにくい。
またこの資金循環四半期データによると、昨年の日本企業が保有する金融資産は6.2%増で過去最大の1275兆円にのぼった。「現金・預金」が4分の1弱を占めた。
昨年12月時点で、日銀が保有する国債も545兆円で過去最大になった。残高に占める割合は44.7%。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月18日