東京五輪の聖火リレーが間もなく始まる。東京五輪・パラリンピック組織委員会は16日、聖火リレー観覧のガイドラインを発表した。沿道の観覧客に対してマスク着用とソーシャルディスタンスの維持を求め、密集が生じた場合にはスタッフから干渉する。
組織委員会の武藤敏郎事務総長は16日の記者会見で「沿道で(聖火リレーを)観覧できるが、ソーシャルディスタンスを保ち、密集を避けていただきたい」と述べた。
東京五輪の聖火リレーは3月25日に福島県で始まり、7月23日夜に五輪開幕式に到着する予定だ。
組織委員会が16日に発表した聖火リレーの感染対策ガイドラインによると、観覧客が肩を触れ合う程度に密接している場合、あるいは十分な間隔を空けずに複数列に重なり合っている場合が密集とされる。その場合、沿道スタッフが移動もしくは間隔を空けるよう呼びかける。過度に密集し道路交通に影響が出れば、警察の協力も得る。密集が解消されなければ、同エリアの聖火リレーを取りやめにする。
組織委員会は15日、聖火リレー出発式を無観客開催し、出席者も大幅に減らすと発表した。
日本の16日の新型コロナウイルス感染者は1133人、死者は57人。東京の感染者は300人で、死者は16人。日本政府は今月21日に予定通り首都圏の緊急事態宣言を解除するかを検討している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月17日