米日が6Gでリードするには市場規律を尊重する必要ある

米日が6Gでリードするには市場規律を尊重する必要ある。米日が技術強国になるには、1G、2G時代にリード的な立場だった必要があり、6G時代に技術トップに戻りたければ、そのような考えを尊重しなければいけない…

タグ:首脳会談 6G 通信 設備 メーカー

発信時間:2021-04-22 08:35:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 また、どの世代のモバイル通信技術の発展も漸進・蓄積の過程を辿った。1G、2G時代に米日はある程度の優位に立っていたが、3G以降に中国が競争に加わり、ついていく状態から並走、リードへと発展した。米日は4Gと5Gで全面的に遅れをとり、6G時代に越えるには少なくとも5G時代に中国と肩を並べていなければならない。


 3G以降、米国経済は重点をインターネットをはじめとするニューエコノミーに移行し、大量の資金と人材をインターネット業界に移したが、投資が多く回収が遅い産業は重視されなかった。これにより、米国のモバイル通信は徐々にリード的立場を失い、通信システム企業の多くが倒産し、ネットワーク建設レベルは世界平均を下回った。これらの分野で存在感を取り戻すには、技術、人材、市場が非常に重要となる。5Gの人材と技術の蓄積がなければ、6Gに活かせる優れた人材と技術もない。5Gの市場が形成されていなければ、6G業務で大量のユーザーを獲得することもできない。


 さらに、5Gのバブルがなくならないと6Gを発展させることはできない。一部では、5G発展には多くのバブルが存在するため、5Gを飛び越えて直接6Gに行く必要があるという見方もある。5G発展には確かにバブルが存在し、我々の選択肢はより大きな6Gバブルを形成するか、5Gバブルをなくすかである。


 確かなのは、その世代のモバイル通信のビジョンがあってこそ、次世代をうまく進めることができるということである。例えば、1G時代に世界各地でいつでも通話できる状態にすることが理想だったが、当時の技術では実現できず、2G時代にほぼ可能になった。3Gのビジョンはいつでも携帯電話でインターネット接続できるというもので、このビジョンは達成したが、4G時代になってようやく通信状況が向上した。5GのビジョンはIoE(インターネットで全てのものをつなぐ)だが、現在の技術にはまだ多くの改善点があり、達成するのは6G時代になってからになる可能性が高い。6Gの登場は5Gバブル解消、技術改善、能力向上を後押しし、応用を強化する。5Gにはバブルが存在するため不完全であり、5Gを飛び越えて直接6Gに行くには新しいバブルを作り出すしかない。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月22日

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