モスクワ時間19日午前4時頃、ロシアのリモートセンシング衛星「カノープスV」と日本の地球観測衛星「ASNARO」がわずか200メートルの距離まで接近したが、幸いにも衝突しなかった。ロシア・スプートニクが19日、伝えた。
ロスコスモスは以前、「近地球宇宙危険状況自動警戒システム情報分析センターが提供した情報によると、この2基は衝突の恐れがある」と警告していた。しかし最終的な観測結果によると、2基は「最短で約200メートルまで接近したが、何も生じなかった。2基は別れ、遠ざかっていった」という。
ロシア中央機械製造研究所の情報分析センター長は「近地球宇宙危険状況自動警戒システムの記録によると、宇宙の各種宇宙船は毎日3-10回、衝突の恐れがあるほど接近している」と説明した。
説明によると、米国の衛星1基とロシアの廃棄された衛星1基が2009年2月10日に宇宙で衝突し、600個以上の破片が生じた。これは史上初の衛星衝突事故で、世界の宇宙軌道安全に対する懸念を引き起こした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月20日