日本カメラ大手のニコンは年内に、デジタル一眼レフカメラ本体の国内生産を終了する。構造改革の一環として、国内で唯一カメラ本体を手掛けている宮城県の工場からタイの主力工場に生産を移管する。日本の共同通信が伝えた。
スマートフォンカメラの性能向上で、デジタルカメラ市場は大幅に縮小している。カメラ映像機器工業会によると、昨年のカメラ生産台数は約874万台と、2015年の約4分の1まで落ち込んだ。ニコンの2020年度(2020年4月から2021年3月まで)の連結決算は、純損益が過去最大の344億円の赤字となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月8日