日本熱海土石流:救援作業難航、今も約20人が行方不明

日本熱海土石流:救援作業難航、今も約20人が行方不明。災害救援作業が行われている通りは厚くて黒い泥に覆われ、ぬかるんでいる場所もある。近くでは倒壊した家屋がぬかるんだ道路をふさぎ、バスの半分が泥に埋まっている…

タグ:災害 熱海 土石流 

発信時間:2021-07-05 15:07:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本静岡県熱海市伊豆山地区で3日に土石流が発生し、3人が死亡し、約20人の安否が今も確認できていない。新華社の記者は4日、捜索現場を訪れ、現場は乱雑に散らかり、救援作業が雨の中で行われているのを目にした。

 

 災害救援作業が行われている通りは厚くて黒い泥に覆われ、ぬかるんでいる場所もある。近くでは倒壊した家屋がぬかるんだ道路をふさぎ、バスの半分が泥に埋まっている。マンションが建つ通りには泥だらけで変形した鋼鉄の残骸が大量にあり、空気の抜けたタイヤが見え、車だったことがわかる。



 4日午前6時頃、警察官、消防士、自衛隊員約1000人が捜索救助活動を開始した。現場では捜索犬のほか、パワーショベル、トラック、ヘリコプター、ドローンなどが作業を行っている。付近の伊豆山港では少なくとも3隻の海上保安庁の大型船と小型捜索ボートが海上で作業している。海上保安庁はダイバーを動員し、付近の海中でも行方不明者を捜索している。


 この地域では近ごろ雨が続き、山の地面がぬかるんでいるため二次災害が発生しやすく、捜索作業は何度も災害警報により中断している。


 4日午前、記者は土石流発生現場の近くで、警察に言われて危険区域から避難するお年寄りを目にした。現地の防災センターに向かう中年女性の佐久間良子さんは記者に対し、家は土石流の現場から近く、幸い家屋に被害はなく家族も無事だが、恐怖で眠れず、水・電気・ガスは全て止まっていると話した。


 静岡県の最新情報によると、現時点で、土石流で少なくとも130棟の建物が被害を受けた。菅義偉首相は4日に再び会議を開き、国民の生命確保を優先し、二次災害の発生を防止し、地元自治体と連携して全力で捜索救助作業を行うよう指示した。日本の警察庁は3日、200人からなる緊急救援チームを被災地に派遣し、国土交通省も2人の緊急災害対策専門家を調査に向かわせた。4日、多くの救援隊員が熱海に到着し、救援作業を展開した。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月5日

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