中国駐大阪総領事館は11月22日、「中国を理解する」オンラインセミナーシリーズ第7回を開いた。新疆ウイグル自治区人民政府報道官の徐貴相氏と伊力江・阿那依提氏は「新疆の安定的な発展状況に関する紹介」と題した演説を行い、参加者の質問に答えた。日本の友好団体、経済界、地方自治体、メディア、学術機関の代表ら約100人がオンラインで参加・視聴した。
薛剣総領事は最初に2人の報道官が日本の民衆に新疆に関する権威ある声を届けたことに感謝した。薛剣総領事は以下のように述べた。
「近年、日本を含む国際社会は新疆問題に注目し、一部の日本の反中勢力は欧米の「ジェノサイド」、「強制労働」などのでたらめな主張に追従し、多くの日本人の困惑と誤解をもたらしている。今回、新疆ウイグル自治区の報道官を「中国を理解する」オンラインセミナーシリーズに特別に招き、新疆問題に関する偽りの報道と非難を明らかにし、多くの日本人に新疆を客観的、全面的に見てもらいたいと思っている。駐大阪総領事館は近く新疆訪問申し込み窓口を開設する。各界から多くの人が申し込み、コロナ収束後に新疆を訪れて実際に見て、本当の新疆を知ってもらいたい。」
徐貴相報道官は大量のデータと事例を引用し、対テロと過激派取締、経済の質の高い発展、貧困対策、民生の保障と改善、文化の伝承と保護、新疆に関する国際世論の6つの面から詳しく紹介した。徐貴相報道官は以下のように話した。
「新疆は昔から中国から切り離すことのできない一部であり、ユーラシア大陸の交通と文明が往来したルートで、古代の東西文明を結んだシルクロード もここを通る。1949年の新中国成立後、特に改革開放以降、新疆の少数民族を含む人口は増加し続け、素養も向上している。新疆地区は一時期、民族分裂勢力、宗教過激勢力、テロ勢力の複数の影響を受け、テロ事件が頻発していた。中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、党中央の指導のもと、新疆ウイグル自治区は新時代の党の新疆統治政策を実行し、人民を中心として人民の素晴らしい生活を実現することを堅持し、経済・社会の発展と生活の改善の推進において未曾有の成果を上げた。貧困者の生活条件は大幅に改善され、新疆の1000年に及んだ絶対的貧困問題は歴史的に解決され、各民族の満足感、幸福感、安心感も絶えず向上している。」
伊力江・阿那依提報道官は、新疆は昔から多民族が生活する地域で、中国の56民族がここで密接に交流し、依存し合い、新疆を共同で建設し、国境地帯の安定、国家統一、民族団結を共同で守ってきたと話した。
また、2人の報道官はオンラインの参加者からの約10個の質問に答え、「大規模な強制労働」などの問題について困惑を解消し、動かぬ真相と有力な事実に基づくデータで欧米の反中勢力の偽りの中傷に反撃し、中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議後の新疆開発建設の新たなチャンスを紹介した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月25日