日米両政府は、外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を、米ワシントンで来年1月7日に開催する方針を固めた。中国の急速な軍事力拡大を踏まえ、安保の「新領域」と呼ばれる宇宙、サイバー分野での協力強化を確認する。日本の共同通信が複数の消息筋の話として伝えた。
日米2プラス2は、今年3月の日本開催以来で、岸田政権では初めて。日本側から林芳正外相と岸信夫防衛相、米側からブリンケン国務長官とオースティン国防長官が出席する。
中国は陸海空、宇宙、サイバー、電磁などの新領域における「総合作戦能力」を強化している。外交筋によると、2プラス2は日米同盟の抑止力と対応力の強化をめぐり議論する。
また日米は今回の2プラス2に合わせ、2022年度の在日米軍駐留経費の日本側の負担に関する特別協定に署名する見込みだ。林氏はブリンケン氏ら米政府高官と単独で会談するほか、シンクタンクのイベントに共同出席しスピーチを行う。岸氏は米アーリントン国立墓地と米国防総省を訪問する予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月16日