オミクロン株の「BA.5」系統の急激な感染拡大などにより、日本の新型コロナウイルス感染状況が最近、急激に悪化している。1日当たりの新規感染者を連日更新している。3日の新規感染者は25万人弱で、1日あたりの最高記録を再更新した。同日の24都道府県の1日あたりの新規感染者数が過去最多となった。
感染の「第7波」を迎えた日本は2週連続で、新規感染者数が世界最多の国になっている。医療機関はすでに重い負担に耐えられなくなっている。そこで日本政府は都道府県独自の「BA.5対策強化宣言」を新設し、感染者の増加を抑えようとしている。
「毎日新聞」によると、政府に新型コロナウイルス感染対策の助言を行う厚生労働省の「顧問委員会」は現在の日本の感染状況について、感染者数の増加がさらに続く見込みで、日本は「最多更新を続ける」段階を迎えていると評価・判断した。
東北医科薬科大学の藤村茂教授は、「BA.2.75」は早ければ9月上旬に宮城県から蔓延する可能性があると指摘した。その他の専門家も、日本各地では夏の花火大会などのイベントが多く、人が密集する機会が増えるが、これは客観的に見て感染拡大のリスクを拡大していると指摘した。
急激な感染拡大が日本経済及び社会に及ぼす影響が日増しに深刻化している。