江蘇省各地の企業誘致小チームは、過去1カ月以上に渡り多くの収穫を得た。無錫市は14の海外企業及び商業協会・機関を訪問し、12件・8億ドルのプロジェクトをマッチングさせた。蘇州市は62の海外企業及び関連機関を訪問し、32件の投資意向プロジェクトを取りまとめた。意向投資額は18億6000万ドル。貿易会社は10億元を超える受注を獲得した。南京市の約270社の貿易会社のビジネス団は、昨年9月より海外で経済貿易交渉を展開しており、累計で20億元を超える意向受注に署名もしくは合意している。

　海外企業は3年ぶりに会う江蘇経済貿易団に強い熱意を示した。双方は一連の新たな協力プロジェクトもしくは投資意向を取りまとめた。パナソニックは蘇州市政府と戦略的協力枠組み協定に署名した。昆山市は投資総額が2億ドル弱にのぼる中日合弁新エネ設備物流・組立プロジェクト、豊田工業電装空調圧縮機(昆山)有限公司増資・増築プロジェクト、川崎ロボット新産業団地プロジェクトの3件の協力意向を取りまとめた。蘇州ハイテク産業開発区は日本のがん医療機器メーカーと1億5000万ドルの投資意向を取りまとめた。

　江蘇省の貿易会社は取引先と対面式の交流を行い、古い取引先を引き留め新たな取引先を得た。伊塔電器は日立、三菱、フジ医療器、ヤマダ電機、KSなどの日本の有名メーカー及び小売業と12回会談し、新製品の受注を獲得した。恒莱進出口は海外市場の需要の変化に合わせ、約1200万ドルの受注を獲得した。一部の貿易会社と取引先は協力意向を取りまとめた。例えば瑞泰美が交渉した日本の看護ブランドは、蘇州で合弁会社を設立し、越境ECモデルにより日本ブランドの看護用品を輸入することを検討している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月5日