日本の岸田文雄首相は9日より欧米5カ国の歴訪を開始した。最も重要な目的地が米国であることは間違いない。
複数の日本メディアの情報によると、バイデン米大統領と岸田氏はロシア・ウクライナ情勢、気候変動、経済問題について議論する。岸田氏はさらに新たに閣議決定された「国家安全保障戦略」の防衛力の抜本的な強化と防衛費の大幅な増額について説明する。
消息筋によると、双方は原子力発電及び液化天然ガス(LNG)などのエネルギー分野をめぐる協力について合意する予定だ。「中国対抗」を目的に、半導体、人工知能(AI)、量子などの先端技術を含む経済安保分野の協力を拡大するという。
中国社会科学院日本研究所の呂耀東研究員は、岸田氏がこの機会を利用し「中国の脅威」をさらに喧伝するとの見方を示した。南中国海問題の喧伝から、ウクライナ危機が東アジアで生じうる可能性があるとの主張に至るまで、これらのいわゆる「地域の脅威」への対応が今回の会談の主な内容になる可能性があるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月13日