侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京大虐殺紀念館)の23日の発表によると、南京大虐殺の生存者の高恒発さんが6月21日、97歳で亡くなった。
高さんは生前、「私たち家族は1937年、板橋鎮近華村路西四隊で暮らしていた。家族は両親、姉2人、弟1人で、わらぶきと瓦ぶきの家が3軒ずつあった。家は道路に面していた。私たちは数百人の中国兵が旧日本兵によって近くの池に追いやられ、機銃掃射で全員が殺害されるのを目の当たりにした。村の王家銀さんの祖父は当時5、60歳だったが、旧日本兵に殺された。私はその後、わらの中に隠れて難を逃れ、情勢が落ち着いてから戻ってきた。私たちの3軒のわらぶきの家が焼かれ、隣の柯さんの1軒のわらぶきの家も焼かれた」と振り返った。
今年は南京大虐殺発生86周年だ。南京大虐殺の生存者は南京大虐殺の歴史を経験した、生きる証人だ。南京侵華日軍被害者援助協会に登録されている存命中の生存者は39人のみ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月25日