次に、中国は原発から出る核排水の処理と排出について一連の法律・法規を制定し、厳守している。その排出が人体の健康と整体環境に影響を及ぼさないようにしている。
中国の運転中の原発の放射性流出物の排出量は近年、いずれも国家核安全局が認める上限を下回っている。運転中の原発周辺の監督性観測自動ステーションが測定する環境大気吸収量も現地の放射線量の正常範囲内に収まっている。原子炉の運転による異常、もしくは放射性流出物の異常は一つも観測されていない。
さらに中国は常に核安全情報の公開の原則を守っている。「核安全情報公開方法」によると、原子力事業者が公開すべき核安全情報には、各種流出物の実際の排出量や監督管理部門が認める流出物排出の上限が含まれる。事業者はさらに核施設周辺環境の放射線量、核施設運転関連の主要放射性核種の濃度(活性度)などの放射線環境観測データを公開しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月29日