外交部(外務省)の13日の定例記者会見で、毛寧報道官は福島原発の作業員が放射性物質に汚染されたことについて質問に答えた。
【記者】日本の東京電力が11日、福島第一原子力発電所2号機で廃炉作業を行っていた作業員1人に放射性物質による汚染が確認され、内部被ばくの可能性があると発表したとの報道について、中国としてコメントは。
【毛報道官】報道に留意している。日本の福島第一原発の廃炉と原発汚染水の処分の過程においては、作業員への原発汚染水の飛散や放射性物質による汚染などの事故が立て続けに起きている。これは問題の深刻性を十分に物語っており、原発汚染水の適切な処理が極めて重要であることを改めて証明してもいる。
日本の原発汚染水海洋放出計画は30年間、さらにはそれ以上の長きに及ぶものであり、多大なリスクが存在している。中国は日本に対して、各利害関係者の懸念を重視し、各方面が具体的に参加する、長期的実効性のある国際的モニタリング体制の構築に全面的に協力して、海洋放出による海洋環境や人々の健康への長期的な危害をしっかりと防ぐよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年12月14日