日本の岸田文雄首相は9−11日にかけて、日本企業約50社の代表者を率いカザフスタンとウズベキスタンを訪問し、かつカザフスタンで開催される「中央アジア+日本」首脳会合に出席する。日本のFNNによると、「中央アジア+日本」という対話枠組みが2004年に構築されてから首脳会合が開かれるのは今回が初。日本メディアは連日、今回の首脳会合に関する情報を伝えている。
黒竜江省社会科学院北東アジア研究所の笪志剛研究員は、「中央アジア5カ国はロシアと関係が緊密とされ、また中国の一帯一路共同建設イニシアティブの戦略的拠点でもある。日本が中央アジア5カ国で外交の影響力を発揮できれば、それは楔を打ち込むことになる。日本はかつて東南アジアを含む世界各地と協力する際に、経済面から突破口を見出し、経済から徐々に地政学及び安全保障に浸透するというやり方だった。しかし中央アジア諸国はバランス外交を行う。経済・貿易協力について論じるならば、中国が中央アジア5カ国の物流網及びインフラ整備の面で長年に渡り手にした成果や、中央アジア5カ国の中国との経済・貿易協力の水準と依存度は、日本に楔を打ち込んだことを意味する。効果が直ちに現れることはないだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月7日