日本の林芳正内閣官房長官は3日の会見で、岸田文雄首相が6、7日に韓国を訪問すると発表した。
NHKによると、岸田氏は今回の訪問で、退任後も韓国を重視する自公連立政権下の外交方針に変化はないことを韓国側に伝えようとしている。ある日本メディアは、岸田氏の首相退任前の慌ただしい訪韓は、「レガシーを残す別れの旅」のようだと伝えた。
日韓関係を研究する韓国峨山政策研究院の崔恩美研究員は3日、韓国メディアに対して、「両首脳にとって最後の会談になる可能性が高いため、今回の韓日首脳会談で新たな合意の可能性は低い」と述べた。
韓国英字紙「コリア・ヘラルド」は、「尹錫悦政権の日本への和解の姿勢は、両国の間で長期的に存在する歴史及び領土問題を背景とし示されたが、両国首脳は過去の歴史問題に関する共同声明を発表していない。これは尹氏の対日外交戦略が、韓国の一方的な譲歩に依存し過ぎではないかという大きな物議を醸した」と伝えた。
韓国紙「京郷新聞」は、「尹政権の韓日関係改善の努力は、韓国人の支持の上に成り立っているものではない。不人気で間もなく退任する日本の首相による今回の訪韓も、基礎固めを目的としている可能性は低い」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月4日