サッカーU-16中国代表は27日夜、U-17アジアカップ予選の最終節で、韓国代表と2対2で引き分け来年の本戦出場資格を得た。チームの上村健一監督は新華社の独占インタビューで、チームに生じた変化や今後の計画及び期待について語った。
上村氏は、中国サッカーの青少年及び成年段階の差について深く分析した。中国の青少年選手は身体能力の面で有利だが、年齢が上がるにつれこの強みが徐々に失われ、戦術への理解や決定能力の不足を露呈するという。現在の青少年サッカーの育成は目先の成績を過度に重視し、そのため選手は試合中に直接的に攻めるようになり、ディフェンスの組織的な練習が不足している。これは選手の能力の全面的な向上に不利だというのだ。
上村氏は、中国の選手には実行力が強く、監督の支持に積極的に反応するという特長があり、その戦術的な素養の向上の基礎になっていると話した。「この精神をハイプレスやフォワードの守りに活用することで、中国の特色ある技術・戦術的風格を形成したい。中国の青少年リーグの試合数を増やし、強度を高めることで、全体のレベルを高めたい」
上村氏は、青少年時代に確かな技術と戦術の基礎を身につけることで初めて、成年後のその他の有力チームとの差を縮められると考えている。上村氏は中国サッカーの未来に大きな希望を持っており、試合数を増やし強度を高めることで中国サッカーの突破と発展を促すことに期待している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月30日