矢野浩二さん 中日関係の「一衣帯水」が現実に

japanese.china.org.cn  |  2011-07-13

矢野浩二さん 中日関係の「一衣帯水」が現実に。北京でスタートするドラマ『母として』の役は、今まで演じたことのない、人間として好感が持てる役だ。恐らく、今までの中国の映像界の歴史上…

タグ:母として,映像界,良い日本人

発信時間:2011-07-13 15:46:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

北京でスタートするドラマ『母として』の役は、今まで演じたことのない、人間として好感が持てる役だ。恐らく、今までの中国の映像界の歴史上、ここまで『良い日本人』の役は初めてだろう。この作品の自分の役を通して、日本人は中国人の“情”を感じることができ、中国人は日本人の誠実さ、心の奥にある寂しさを知ることができればと思う。

この『母として』の撮影中に娘を授かった。

母の偉大さ、親の子に対する思いなどを理解することができ、役に大変プラスになった。

“程南山”という人物は、矢野浩二そのものと言ってもいい。全てではないけど、今の日本人の考え方を代表してると思う。

ドラマ『母として』で僕が演じる“程南山”の台詞の中で印象深いシーンはここだ。

程南山:中国有句话,叫做落叶归根,我们回去将会把中国人的仁慈和宽容告诉所有的日本人,我们现在已经不是敌人了,我也算是半个中国人,我希望有一天我们两个国家能成为朋友

『中国の言葉で落葉は根に帰る(故郷に帰る)というのがある。日本に戻ったら中国人の情の深さ、寛容さを日本人に伝えたい。私たちはもう敵同士ではない。私も半分中国人のようなもの。両国がいつか友好関係になることを願う。』

この思いは僕自身ずっと思っている願い。東北大地震以降、中国の一般の方々の日本に対する見方も変わってきているようにも思える。同情という思いからかもしれないが、僕はそれだけではないと思う。日本人の窮地に立たされた時の冷静さ、それでも他人を気遣う精神は、多くの中国の人たちが敬服した部分ではないだろうか。

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