新中国の国民的英雄-焦裕禄

人民網日本語版  |  2009-09-18

新中国の国民的英雄-焦裕禄。

タグ:60周年,焦裕禄

発信時間:2009-09-18 11:01:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 今年、中華人民共和国共和国は成立60周年を迎える。この60年間、各界の人々が国の建設に力を注いできた。その中から時代の模範といっても過言ではない代表を10人選んだ。年代も立場も異なる彼らには共通点がみられる。彼らは各自の持ち場において突出した貢献を果したほか、道徳的な模範となり、それぞれの年代において社会の風潮をリードしてきた。ここで、庶民の英雄に敬意を表するとともに、彼らの物語の中から時代の軌跡や60年間にわたる中国社会の主流の価値観をのぞいてみたいと思う。

 焦裕禄、1922年、山東省の貧しい農家に生まれる。1946年、中国共産党に入党。1962年12月、河南省蘭考県で県委員会書記に就任する。蘭考県は長年、風砂や洪水などの災害に悩まされてきた。彼は就任後、全県民を率いて風砂防止、治水、土地改良にあたり、自ら先頭に立って模範を示した。風砂がひどい時には率先して風口や流砂を調べ、豪雨の時には腰ほどに水かさが増した洪水の中に入り流れの勢いを観察した。吹雪の時には幹部を伴って住民を見舞い、救済金を手渡した。彼は度々農家や牛小屋を訪れ、農民と寝食を共にし働いた。彼は民衆と自然災害と闘う貴重な経験を少しずつ積み重ね、それが全県民の共通の財産となり、災害に打ち勝つ強力な武器となった。

 1964年5月14日、焦裕禄は肝臓ガンで病死。享年42歳。臨終前、「私を蘭考県に送り返して、砂の中に埋めてほしい。生前には砂丘の治理が果たせなかったが、死後も砂丘の治理を見守りたい」と唯一の要求を組織に提出した。1966年2月7日、焦裕禄の感動的な業績が「人民日報」に長文で紹介され、「毛沢東同志のよき学生、焦裕禄同志に学ぶ」という社説も掲載。その後、全国各紙で数十におよぶ文章が発表され、焦裕禄に学ぼうという熱気が全国で巻き起こった。焦裕禄は各級幹部、特に指導幹部が学ぶべき模範といえる。

 「人民網日本語版」2009年9月14日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで