菅官房長官は「不適切な」風刺画に遺憾の意を表明し、在フランス日本国大使館を通じて抗議した。時事通信社は在フランス日本国大使館からの情報を引用し、「カナール・アンシェネは日本側の臨時代理大使の電話による抗議を受けた際に、理解したとだけ回答した」と伝えた。FNNニュースは12日、「東京都民は問題の風刺画に対して、馬鹿げており憤りを覚えるとコメントした。福島県民は、このように見られて悲しいと語った」と報じた。
東京のある大学生は記者に対して、「フランス紙に掲載された風刺画は誇張されており、東日本大震災の多くの被災者の気持ちを傷つけた。しかし別の見方をすれば、これにより全世界が福島に注目することになり、日本政府に対して放射能汚染問題の根本的な解決を迫ることにつながる」と語った。