(1)道路の下に厚さ1メートルの防爆層
長安街は北京で最も重要な都市幹線道路であり、その設計は一般的な道路とは異なっている。地下鉄1号線が長安街の真下を通っているため、安全・防空面を配慮し、長安街の下には厚さ80センチ―1メートルの防爆層が敷いてある。1960―70年代、資金的制約を受け、防爆層の上には厚さ12センチのコンクリートのみが舗装されていた。アスファルト舗装がされたのは1980―90年代になってからだ。
工事関係者によると、今回の大改修ではアスファルトの路面を全てはがし、新しくアスファルトを敷きなおす。車両走行時の快適性を高めるため、これまで使用されていた石油由来のアスファルトではなく、天然アスファルトの湖から抽出したアスファルトを採用する。このアスファルトは価格が通常のアスファルトより50%高い。