(2)「両面テープ」でひび割れを減らす
一般的に道路は路床と路面の2つの部分に分けられ、厚さは全部で50センチほどだ。しかし長安街は防爆層、コンクリート層および2つのアスファルト層に分けられ、厚さは約120センチに達する。アスファルト層とコンクリート層をうまく接着させるため、今回の工事では「両面テープ」、すなわち、市政路橋建材集団によって生産された高粘度・高弾性の改質アスファルトが使用される。この材料は2つの層をしっかりと接着し、路面のひび割れを減らすほか、防水性も持つ。
長安街の大規模改修は、新型路面材料の普及・応用の重要なきっかけとなる。1997年に長安街の東区間の大規模改修工事が行われた際は、耐久性を高めるためにストーンマスチックアスファルト(SMA)が大量に用いられた。2009年の大規模改修では耐わだち掘れ技術が採用された。国産の高粘度・高弾性改質アスファルトの使用は、今回の大規模改修の注目ポイントとなる。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年6月27日