▼従来の販売ルートは押され気味、ネットショップがスーパーを圧倒
ネット端末の普及に伴い、従来の月餅販売ルートは窮状に追い込まれている。スーパーマーケットやホテルの月餅販売量は年々低下している。それとは対照的に、ネットショップの月餅は爆発的な売れ行きを見せている。従来の実店舗は、ネットショップの盛況ぶりに次々と「感化」され、「一大商戦」に参戦している。金九、功徳林、咀香園、盛園祥などの月餅ブランドも、ネットショッピングサイト大手の天猫に公式フラッグシップ店を開店した。
また、月餅メーカー各社は、販売ルートを拡大し、より多くの消費者を獲得する目的で、大胆にも思い切った新マーケティング手法を導入している。「微信(WeChat)」などのSNSプラットフォームで月餅を販売する商店も多く、特に、一部の有名デザートショップや喫茶店は、微信や微博(ウェイボー)にアカウントを登録し、自社の特色ある月餅商品をPRしている。それらの店舗の多くは、実店舗で購入するよりメリットの多い特典を出している。
ネットでの月餅購入は、従来の販売方法に比べ、多くの若者が優先する選択肢となった。「時間と労力が節約できる」ことが、若者がオンライン購入を選ぶ主要な原因となっている。
「新華網日本語」2014年9月7日