休憩:眠らなければ罰金680元
高度の集中を必要とするため、高速列車の運転士は連続4時間を超える運転は許されていない。長距離列車は4時間以内に一度停車し、運転士は降りてほかの運転士と交代し、3時間の休憩を取る。
春節の特別運行期間中は、高速列車の運転士は平均で4日に1日帰って休息する。勤務期間には鉄道職員用の住居に滞在しなければならない。高速列車の運転士は、運転中の精神状態を保つため、運転後や毎晩10時の休息が義務付けられている。
運転士には独立した休憩室が設けられているが、休憩室の扉にはのぞき穴があり、巡視員が室内の状況を確認できるようになっている。運転士が休憩時間に眠っていなかったことがわかった場合には、680元の罰金を科すという規定もある。
「高速列車の運転士には非常に厳しい管理が行われている」。麻然松さんによると、運転室に入った瞬間から、運転士のすべての動作と言葉は、カメラとレコーダーによって記録され、勤務状況の検査の資料とされる。また高速列車は突発事故の際に高い処理能力が求められるため、あらゆる規定と緊急マニュアルを熟知している必要があり、運転士は1000本以上の規定を知っていなければならず、そのうち300本から500本はそらで覚えておく必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月19日