北京は市内の貨物輸送を、市のグリーン車隊もしくは電気自動車に行わせることで、他省からの大型トラックの六環内への24時間立ち入り禁止を実施することを検討中だ。またレール交通の活用による、交通渋滞と汚染物質の排出削減を検討する。
北京は2014年より、他省の大型トラックの立ち入り時間を制限しており、毎日6−24時は六環内への立ち入りを禁止していた。今後はこの制限が、24時間に延長される可能性がある。
市環境保護局自動車排出管理所副所長の連愛萍氏は、「北京の関連部門は現在、貨物中継地と物流施設を、六環もしくは北京から外の地域に移すことを検討中だ。市内の輸送は市のグリーン車隊もしくは電気自動車に行わせることで、他省からの大型トラックの六環内への立ち入りを禁止する計画を立てている」と説明した。
つまり北京は他省の大型トラックの代わりに、新エネ車を使うことで、都市の生産・生活用車を確保しようとしている。北京を迂回するといった方法により、大型ディーゼル車による汚染物質の排出を削減する。
移動する汚染源の法執行を担当する部門は2015年、大型ディーゼル車の監督管理を突破口とし、排気ガスの監督管理を強化した。9025件の各種違法行為を摘発し、罰金額は2652万4600元に達した。今年も大型ディーゼル車の取り締まりを強化し、季節ごとに重点業界の監督と検査を実施する。