連氏は、「北京の自動車保有台数は561万台に達している。大型ディーゼル車は保有台数全体の4%前後だが、排出する窒素酸化物は排出全体の5割以上、粒子状物質は9割以上に達する」と述べた。
研究データによると、1台の大型ディーゼル車によるPM2.5の排出量はコンパクトカー40台分に、窒素酸化物は20台分に相当する。
北京の大気品質観測結果によると、夜9時頃から午前3時頃は、浮遊粒子状物質の濃度が高くなる時間帯だ。この時間帯は、他省の大型トラックが北京に入るピーク時だ。
北京は昨年1月1日より、非道路移動機械に対して、北京市第四段階排出標準を適用した。6月1日には大型ディーゼル車に対して、第五段階排出制御基準を全面的に提供した。これによって北京は全国初の、第五段階自動車排出基準を全面的に適用した都市となった。
連氏は、「同基準の採用後、大型ディーゼル車の1台当たりの窒素酸化物排出量を4割ほど削減できる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月15日