中国国家留学基金管理委員会の統計によると、この10年で中国留学するカザフスタン人の数は5倍になっている。中国側も中央アジアに11の孔子学院を開設している。
カザフスタンのファーストファミリーも中国語学習を広めている。大統領の娘で副首相のダリガ・ナザルバエワ氏は今年2月、カザフスタンの子供はカザフ語とロシア語、英語のほかに中国語を学ばせると述べた。「中国は我々の友人であり、貿易パートナーであり、我が国の最大の投資者である。近い将来、我々はみな中国語を理解しなければならない」。
「民心相通じる」が当該地域における中国の五大目標の1つである。しかし研究者は、ソフトパワーに対する努力だけでは目標を達成できないと分析する。「私は、中国の努力はまだ足りないと思う。中国のプラスイメージを打ち立てる必要がある」と、復旦大学のロシア中央アジア研究センターの主任である趙華氏は述べる。
記事によると、アルマトイの語学学校においては中国イメージに問題は生じていない。「中国人は素朴で率直。そして友好的」と、36歳の通訳であるユリア・アブリトソワさんは話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月15日