韓流は中国で冷遇されているのか 中国の業界では歓迎に転じる気配も
業界筋の多くは、市場動向の変化は中国娯楽産業にとって一時的な調整であり、革新への新たなチャンスと考えている。つまり頭が熱くなった娯楽産業も、少し経てば理性的な思考に戻るはずである。
中国のバラエティは長年にわたり、韓国のコンテンツを買ったり、韓国のチームと協力したりしながら発展してきた。韓国のバラエティは基本的にみな自分のチームであり、自国の制作チームは激烈な市場競争の中で成長の機会を失っていた。
もし本当に韓国のコンテンツを「購買制限」できるのならば、放送価値の最大化が保証されると同時に、中国本土の文化がより注目されるものになっていなければならない。
少し前に、著名俳優である周傑発は微博(ウェイボー)で、現在の芸能界は“鮮肉”(筋肉の付いた若いイケメン)が主流になっているとした上で、「芸能界全体が金稼ぎのためにファストフード化している。栄養や健康を考えず、芸術的表現を鑑賞する人のことも考えない。流行ではなく自己堕落だ。自分たちを騙しているだけだ」とコメントしている。
これに対してあるネットユーザーは、「韓国人気と“鮮肉”人気に頼って興行収入を増やす方法を断ち切ってこそ、中国の映画市場は理性的なものに戻ることができる。ボッタクリ映画も減少する」とコメントしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月27日