中国人は生活の質向上と同時に、効率を求めている。2016年には延べ10億人以上が「指先の都市公共サービス」を利用し、前年比218%増となった。このサービスは全国357都市(全体の54%)を占めている。サービス内容には、水道料金・電気料金・ガス料金の支払い、交通違反金の納付、地下鉄・バスの切符購入などが含まれる。
80年代生まれ、90年代生まれの消費行為にも、新しい特徴が見られる。海外旅行が主流になり、Wi-Fiルーターの海外レンタルサービスが2017年に171%増、レンタカーが110%増となった。この世代は健康管理、生活の質を以前よりも重視している。80年代生まれのユーザーの2016年の健康食品消費額は13%減となったが、屋外スポーツは9%増、コスメは16%増。
80年代生まれ、90年代生まれの都市部・農村部の格差が縮小中だ。支付宝のネットキャッシングのユーザーのうち、4割が3・4級都市およびその他の地域で利用している。彼らは大都市と同じ金融サービスを受けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月5日