宅配便が生むゴミが中国で問題化 年間使用テープは地球425周分

宅配便が生むゴミが中国で問題化 年間使用テープは地球425周分。

タグ: 宅配便,ゴミ,環境保護

発信時間: 2017-02-19 09:50:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

宅配便ゴミ減少には、Eコマース企業の社会的責任の意識がカギとなる。しかし環境にやさしい包装はコストがかかる上に、包装の生産や使用に基準がないことで、包装ゴミが急速に増加している。ビニールテープでみると、分解できるテープは0.08元なのに対し、分解可能なテープはその4~5倍となる。企業の手がでる値段ではないのだ。 

消費者の環境意識が高くないのも問題だ。Eコマース企業や宅配企業の一部は包装の交換にポイントを付与し、貯めたらプレゼントする取り組みをすることで、消費者の回収意向を高めている。アプリを作ってネットで廃品回収の予約ができるようにし、自宅まで取りに行く取り組みをする地方政府もある。しかし、段ボール、ビニールテープ、編み袋などの包装物の回収と再利用はうまくいっていない。 

宅配便の包装ゴミ問題を解決するため、多くの宅配便企業が立ち上がっている。包装の回収とゴミ分別を宣伝する以外にも、帆布袋や運搬用プラスチック箱を何度も利用することで、従来の編み袋と代替している。紙箱、伝票袋、送り状、シールには分解可能な材料を使用し、ゴミの発生を減らしている。 

業界筋は、包装ゴミ問題を解決するためにはまずコスト増加問題を解決するべきだと言う。環境保護のためにどうしても生じるコストに対し、企業や物流に対する援助金などの国家的支援が必要であり、消費者も一部負担するべきだとの考えを示している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月19日

 

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