中国宅配便のニーズが減速開始 2016年の平均利用額は287元

中国宅配便のニーズが減速開始 2016年の平均利用額は287元。 国家郵政局が24日に発表した『2016年度宅配便市場監督管理報告』によると、2016年度の中国の宅配便取扱件数は312億8000万件で前年比51.4%増、1人あたり約23件で8件増加、1人あたりの利用額は287.4元で42.7%増加した…

タグ: 宅配便,中国

発信時間: 2017-06-26 13:50:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家郵政局が24日に発表した『2016年度宅配便市場監督管理報告』によると、2016年度の中国の宅配便取扱件数は312億8000万件で前年比51.4%増、1人あたり約23件で8件増加、1人あたりの利用額は287.4元で42.7%増加した。しかし、今年1-5月の統計は、中国の宅配便業界のニーズが下降時期に入ったことを示している。

報告によると、宅配便業界の季節的特徴は安定している。2016年のピークは11月で37億6000万件、通年の取扱件数の12%を占めた。春節期間の「鞍型曲線」の影響により、取扱件数は2月に最低となり、通年の4%を占めるわずか12億5000万件となった。2016年の1日あたりの取扱件数は9000万件、取扱件数が最高となったのはセールが行われた「双11」の2億5000万件。最高取扱件数と1日あたりの取扱件数の差は引き続き拡大し、2.8倍になり、宅配便業界のピーク対応能力は高まっている。

宅配便業の売上高が郵政業に占める比率が安定して上昇する一方で、平均単価が下がり、価格競争は続いている。2016年の中国の宅配便業の売上高は3974億4000万元、前年比43.5%増、宅配便業の売上高が郵政業に占める比率は73.9%で5.3ポイント上昇した。しかし、平均単価は12.7元で5年連続低下しており、2012年の平均単価18.6元と比べて大幅な低下が見られる。

今年1-5月、中国の宅配会社の取扱件数は139億1000万件で前年比30.3%増、増加幅は前年同期の56.7%を大きく下回った。統計から、中国の宅配便業は減速し始めたとわかる。

専門家は、中国のECの商品が全宅配便業務に占める比率は70%超で、ECの商品の増加速度低下が宅配便取扱件数の増加速度低下の主な原因だと見ている。商務部の統計を見ると、中国のインターネット小売販売額の2012-2014年の平均伸び率は50%だったが、2016年は26%に低下した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月26日

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