最近、“結婚相手の価格表”がネットを賑わせ、“中国式結婚観”が話題になった。この“価格表”は、独身男女に対する戸籍、不動産、学歴などの条件を商品表示のごとく列記し、松竹梅のような分類をしている。そして子供に代わってお見合いする北京の親たちの“基準”にもなっている。これは理性的な打算といえるのか、それとも愛情の売買なのか。「仁者は仁を見、智者は智を見る」。結婚相手の値踏みは中国だけの現象ではない。しかし他国は“価格表”を作るほどあからさまでもない。「環球時報」の海外特派員の取材によると、海外でも両親と若者が“家柄”を重視し、“よそ者を好まない”という観念がある。
日本:根強い“三高”と“三低”の基準
お見合いは江戸時代から流行しており、現在でも結婚相手探しの主流になっている。多くの独身男性は様々な婚活を行うが、最終的には“売れ残り”になってしまう。国立社会保障・人口問題研究所が7月4日に発表したデータによると、2015年、50歳になっても結婚していない日本人男性の割合は23.37%で史上最高を記録した。他の調査によると、18~34歳の未婚者のうち、男性の85.7%が「結婚したい」と回答している。
日本男性が結婚できるかどうかの基準は、一般的に年収が400万円以上かどうかにかかっている。ウェブサイト「Naver」がかつて3500人に対して行った結婚調査によると、20~30歳女性の75%が、「男性の年収は少なくとも400万円以上」を希望している。一方、他のデータによると、20~30歳の男性の15.2%がこの基準を満たしておらず、30歳以上の男性でこの基準を満たしているのは37%だった。年収が400万円以下の男性の多くが非正規雇用者である。現在、日本の非正規雇用者は社員全体の4割を占めている。