インド:36点満点で評価
ニューデリーなどインドの大都市において、恋愛や結婚の選択権が自分であるとする若者が増えている。しかし、両親や仲人がリードするのが依然としてインド社会の主流である。大多数の都市における結婚の選択権の割合は、自分が3に対して家族が7といったところだ。 インド式結婚相手探しは、「相手の宗教」が一貫して最優先である。異なる宗教の2人が結婚する割合は非常に低い。次に優先されるのはカーストと文化背景である。インドの法律上はこのような区別は完全に存在しない。しかし実際の生活において、カーストを隠したり認めなかったりすれば、その後の結婚生活の地雷となる。
インドでは伝統的にいわゆる“36点”が独身男女の適切度を測る基準になっている。これは8項目から評価する体系であり、「出産能力」が8点、「感情」が7点、「気性」が6点、「趣味」が5点、「健康」が4点、「結婚持久性」が3点、「ロマン」が2点、「機転が利く」が1点となっている。
ドイツ:不動産のあるなしは問題ではないが、地域を気にする
「家は私の城だ」は独身生活の良さについて語る際にドイツ人が言うセリフだ。ドイツ連邦統計局の最新データによると、ドイツ人の約3分の1が独身である。 ドイツでも、結婚相手探しで“地域差別”がある。ある調査によると、東ドイツと西ドイツの人はお互いに関係を深めたがらない。ドイツ人の4分の3が、両地域に差があると感じており、西ドイツ人の33%が東ドイツ人と絶対に交際したくないと考えている。ドイツ東部にあるドレスデン出身の看護師であるカトリーヌさんは、西側にあるフランクフルトで働いている。
中国人と違うのは、ドイツ人にとって不動産は結婚相手探しにとって重要な基準ではないことである。不動産を所有するドイツ人は約40%に過ぎない。ただし3分の1以上のドイツ人が、結婚相手の重要な条件として「収入」を挙げている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月23日