国内ばかりではなく、越境物流の効率とコストの改善も続いている。物流サービスの菜鳥連盟の責任者である周軒榕氏は記者に対して「スペインを例とすると、国内の小包の配達時間は平均26日だったが、今や平均14日になっている。海外拠点の設置により、スペイン全域でほぼ72時間内に配達できるようになった」と説明した。速度とコストパフォーマンスが上がり、サービスの質が保証された。国家郵政局が発表した情報によると、中国の宅配サービス満足度は5年連続で上昇し、68.9点から74.7点に上がっている。
百色産マンゴー、煙台産さくらんぼ、査干湖の魚――宅配業者と現地の農家が事業提携し、地方特色ある農産物がクール便やオーダーメイド型包装などにより、畑から食卓まで切れ目なく連結している。農村の小包取扱量は80億件以上に達しており、農産物の各地への販売(1000億元以上)を支えている。EMSのクール便を例とすると、すでに29省を網羅し、25種の100以上の品種を取り扱っている。原産地の中小の農家、大型農村EC事業者にサービスを提供している。