どんな技術にもいい所と悪い所が出てくると指摘する業界筋もいる。安全性と利便性において完璧なバランスを持つものこそ、市場が最も必要とする技術である。この面でみると、どんな技術も単独で情報安全という重責を担うことはできない。今後、各情報技術が相互に融合していくことは必然的な趨勢であり、顔認証技術は疑いなく、そこに加わるものである。
プライバシー保護は、政府部門でも高度に重視されるようになっている。中央インターネット安全情報化指導グループ弁公室や工業情報化部など4部門が、京東商城や携程網、淘宝網、支付宝、高徳地図、百度地図、滴滴出行などインターネットサービス10種類に対し、プライバシーポリシーの内容について調査を行った。その結果、10種類のサービスのプライバシーポリシーにおいて、程度の差はあれ向上していることが分かった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月7日