調査会社IHS Markitの中国自動車産業アナリストであるジェームズ・ツァオ氏は、「もちろん、中国政府の強力な実力と支持という後ろ盾があるのは、彼らにとってかなりのメリットだ」と述べる。
中国は世界最大の電動モーター生産国であるだけでなく、その部品もほぼ全て生産している。中国企業はさらに、マイクロマグネットを生産するのに必要な、レアメタルと呼ばれる金属も採掘している。電動モーターのほとんどが、生産時にマイクロマグネットを必要とする。
フォルクスワーゲンは、2020年から2025年までに中国市場で25車種のEVを販売するため、出資パートナーと共に120億ドルを投入するとしている。同社はすでに、2020年までに中国で15車種のEVを販売することを決めている。
メルセデスベンツやSmartで知られるダイムラーも先月、広州モーターショーにおいてEV生産の投資を大幅に増加させると発表している。特に電池生産への投資を強化する。