米国の都市研究所が2016年6月にまとめた報告によると、2014年の米国の中産階層の所得が占める比率は26%で、インフレ要因の調整後の1979年、その比率は46%だった。
連邦準備制度理事会(FRB)の今年9月の調査によると、米国の景気回復は低所得層に恩恵をもたらし始めているが、貧富の差は拡大し続けている。
報告で、最富裕家庭の所得と資産の比率は1989年以来の最高水準に達したことがわかった。2016年、1%を占める最富裕家庭の所得の増加幅は23.8%。2013年は20.3%だった。90%を占める低所得層の収入の比率は49.7に低下し、調査開始以来最低水準となった。
トランプ米大統領は税制改革を進めている。経済学者とアナリストは、今回の税制改革は貧富の差をより拡大し、米国政府の財政状況を悪化させると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月24日