福島産の農業副産物は安全か。
彭光雄氏は、主観的ではなく科学的にこの問題を扱うべきだと考える。「農業副産物の検査結果が食品安全基準に達していれば問題ない。国によって基準が異なるが、差は大きくない。土壌のサンプル検査で、放射線の活性量と含有量が基準を満たしていれば大丈夫。一部の福島市民は家に戻っている。汚染範囲は時間とともに縮小し、帰る場所の放射線量が安全値内であれば家に戻れる」と彭光雄氏は話した。
放射能の除染方法は
彭光雄氏によると、半減期の短い放射能汚染は自然になくなり、ヨード131のような半減期がわずか8日のものは心配ない。半減期の長い汚染物質は自然消滅させるには長期間かかり、植物を植えて汚染物質を吸収させてこれらの植物を土に埋めるなどの措置をとり、土壌内の汚染量を極力減らすことができる。しかし、除染に使用した植物は決して食べてはいけない。
多くの国・地域は福島産食品の輸入規制・禁止を継続
『環球時報』によると、NHK放送文化研究所は2016年に世論調査を実施し、回答者の60%が放射線に不安を感じており、被災地の食品を安心して食べられると回答したのはわずか34%だった。
また、日本の農林水産省の統計では、2017年12月時点で中国、米国、ロシア、韓国、シンガポール、中国台湾などの国・地域が日本の一部または全地域の食品の輸入規制措置を継続している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月30日