さらに中国人にとってうれしいことに、宇宙でもお茶が淹れられる。
そのため、宇宙飛行士はどのように食べるかを心配するどころか、「好き嫌い」までできるようになっている。しかし、宇宙飛行士の食事プランを立てるには知識も必要である。
陳斌氏によると、通常、特殊な宇宙環境により宇宙飛行士の味覚は鈍くなり、消化吸収能力も影響を受ける。宇宙飛行士がこのような環境での食事に慣れるようにするため、毎食のメニューは工学的に決められる。
「有人宇宙船は空間が限られているため、食品は体積が小さく軽く、1人あたりの1日の食品の重さを約1000グラムにする必要がある。個人的に言えば、食品は宇宙飛行士のニーズを満たす必要がある」と陳斌氏。
宇宙食にも特殊な「宇宙基準」がある。陳斌氏は、「宇宙食はまず絶対に安全で、宇宙飛行士が食物媒介疾患や食中毒にならないようにする必要がある。次に、栄養バランスを考慮し、宇宙飛行士が受ける放射能、カルシウム不足、心血管系機能障害などの影響を考え、タンパク質とカルシウムを十分に摂取し、カルシウム‐リン比とビタミンDを適度な水準にし、カリウムなどを供給する必要がある」と話した。
お茶を例に挙げると、地上でお茶を淹れる場合はどの茶葉でもよいが、宇宙ではそうではない。